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ヘルシンキ電車・トラムの乗り方完全ガイド|HSLアプリで切符購入が最も便利

安部隼人
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北欧フィンランドの首都ヘルシンキは、コンパクトながらも観光スポットが市内に広く点在しています。旅行中に効率よく移動するには、電車やトラムをはじめとする公共交通機関の活用が欠かせません。とはいえ、初めて訪れる旅行者にとって「どの切符を買えばいいの?」「乗車方法は?」と不安になるのも自然なことです。

私自身も初めてヘルシンキを訪れる前は、乗車方法やチケット購入に不安を抱えていました。しかし実際に利用してみると、HSLアプリを活用すれば、公共交通の利用は非常にシンプルで快適だと分かりました。

そこで本記事では、ヘルシンキの電車・トラムの基本から、HSLアプリを使ったチケット購入方法、乗り方までを詳しく解説します!

ヘルシンキの電車・トラムの基本情報

公共交通を統括するHSL

ヘルシンキ首都圏の公共交通は、HSL(Helsingin seudun liikenne、ヘルシンキ地域交通局) が運営しています。市内の電車、地下鉄、トラム、バス、フェリーがHSLの管轄下にあり、統一的なチケットシステムが導入されています。

改札がないという日本との違い

日本では改札機を通過してから電車に乗りますが、ヘルシンキでは改札が存在しません。チケットを購入したら、そのまま電車やトラムに乗車できます。

その代わり、車内や駅でランダムに検札(チケットチェック)が行われ、無賃乗車が発覚すると罰金(2025年時点で100€*)が科されます。

*参考:HSL公式サイト. “Penalty fare”. 2025年9月28日. https://www.hsl.fi/en/tickets-and-fares/penalty-fare

くろまる
くろまる

改札がないからと言って、チケットを買い忘れることがないよう注意しましょう!

ゾーン制の運賃

運賃はゾーン制で区切られており、A・B・C・Dの4つのゾーンがあります。

市内観光が中心の旅行者にとっては、ABゾーンのチケットで十分です。

空港はCゾーンに位置しているため、市内から空港に行く場合はABCゾーンのチケットを購入する必要があります

引用:HSL公式サイト. “HSL area and zones”. 2025年9月28日. https://www.hsl.fi/en/tickets-and-fares/hsl-area-and-zones

有効時間内なら乗り降り自由

チケットには有効時間が設定されています。

例えばシングルチケット(片道券)は80〜110分程度有効*で、その間であればゾーン内で何度でも乗り降り可能です。

*参考:HSL公式サイト. “Single tickets”. 2025年9月28日. https://www.hsl.fi/en/tickets-and-fares/single-tickets

チケットの購入方法

ヘルシンキでは大きく3つの方法でチケットを購入できます。

  1. 自動券売機:鉄道駅や地下鉄駅、トラムの主要停留所に設置されています。
  2. R-kioski:街中に点在するコンビニエンスストアのような店舗でも購入可能です。
  3. HSLアプリ:スマートフォンにインストールしてオンラインで購入できます。

実際にヘルシンキに滞在して、この中で最も便利なのが HSLアプリ だと感じました。以降、HSLアプリをおすすめする理由を解説します。

HSLアプリをおすすめする理由

スマホでチケット購入が完結

HSLアプリでは、シングルチケット、デイチケット(1日券)、マルチデイチケット(2日〜7日券)を簡単に購入できます。

支払いはApple Pay、Google Payに対応しているため、現地で現金やカードを探す手間もなく、スマートフォンさえあれば即座にチケットの購入が可能です。

経路検索が便利

Googleマップでも経路検索はもちろん可能ですが、HSLアプリは現地交通に特化しています。

バスやトラム、地下鉄、電車、フェリーを組み合わせた最適ルートを提示してくれるため、細かい移動にも対応できます。

くろまる
くろまる

遅延や運休といったリアルタイムの運行情報も反映されるので、気付いたら Googleマップではなく HSLアプリを利用していました。(笑)

チケットの有効期限が一目で分かる

購入したチケットはスマートフォン上で有効期限が表示され、残り時間を確認できます。

これにより「あと何分有効か」が明確になり、安心して観光を楽しめます。

空港から市内へも対応

ヘルシンキ・ヴァンター空港はCゾーンにあるため、市内中心部へ移動するにはABCゾーンのチケットが必要です。

HSLアプリから購入すれば、空港到着後すぐに利用できて便利です。

出発前に準備しておくべきこと

HSLアプリを現地でスムーズに利用するために、日本で以下の準備をしておくことをおすすめします。

  • アプリのダウンロード(App Store / Google Play)
  • アカウント登録(メールアドレスや電話番号の認証が必要)
  • 支払い方法の登録(クレジットカードやモバイル決済)

これらを済ませておけば、ヘルシンキ到着後すぐにチケットを購入できます。特に空港到着直後の移動時に便利です。

実際の乗り方(ステップごとの流れ)

HSLアプリでチケットを購入する。
改札はないので、そのまま電車やトラムに乗車する。

車内や駅で検札があった場合は、アプリのチケット画面を提示する。

チケット有効時間内であれば、ゾーン内を自由に乗り降りできる。

まとめ:結論は「HSLアプリ一択」

ヘルシンキの電車・トラムの乗り方は、日本と比べてシンプルです。改札がなく、ゾーンごとのチケットを購入するだけで、複数の交通手段をシームレスに利用できます。

だからこそ、移動が頻繁な観光では HSLアプリが最も便利で安心な方法です。

出発前にアプリをインストールし、アカウントと支払い方法を登録しておけば、現地到着後すぐに移動を開始できます。

ヘルシンキ旅行をストレスなく楽しむために、HSLアプリをぜひ活用してください。

ABOUT ME
しろまる
しろまる
・千葉県在住・1997年生まれ
・大手SIer勤務のSE
・夫とふたり暮らし
・リアルな体験談を中心に、「20〜30代夫婦の毎日をちょっと特別にするアイデア」を発信しています
・noteでは日記も公開中📔(@siro0diary)
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